頻尿を治療できる方法

ここでは過活動膀胱や、膀胱の副交感神経をコントロールができなくなったことが原因の頻尿の治療方法についてまとめました。

対策方法

サプリメント

頻尿の原因が前立腺がんの場合は医師と相談してきちんとした治療を受ける必要があります。しかし、生活習慣の悪化が原因の場合は、サプリメントで処方してもらった薬の補完が可能です。ただし、病院から処方されている薬との相性や飲み合わせなどを医師に確認したうえでサプリメントを服用しましょう。

ツボ

頻尿を改善する治療方法として効果的だと考えられているツボ。特に腰・お腹・足の裏・足首・手・耳などには腎臓や膀胱の機能の改善に効くツボがあり、親指で指圧したりカイロで温めたりすると頻尿の改善が期待できると言われています。親指で指圧する際には、少し痛いくらいの気持ち良くなる強さでツボを刺激すると良いですよ。

運動・トレーニング

運動やトレーニングは頻尿の改善に有効です。特に排尿を促進する筋肉を鍛えられる「骨盤底筋体操」がおすすめ。骨盤底筋体操は肛門や尿道をギュッと締め、5秒ほどキープしてフワッと緩める動作です。この動作を10回で1セットとして、1日に3～5セット行なえば頻尿や尿漏れの改善が期待できます。仰向け・イスに座ったまま・立つ・四つん這いなど、自分の好きな姿勢で行なっても問題ありません。

食べ物、飲み物

排尿をサポートする筋肉は摂取した成分の影響を受けやすいため、食生活から改善する方法があります。マグネシウムは筋肉の動きを正常に動かしたり、コントロールする働きを持っているので、頻尿で悩んでいる方は意識して摂取しましょう。また、コーヒーやアルコール、ハトムギ茶など利尿作用が高い飲み物はなるべく避けるようにすることが重要です。

膀胱訓練

病院で教えてもらうことがある「膀胱訓練」とは、トイレを少しだけ我慢することを繰り返し、膀胱にためる尿の量を少しずつ増やす訓練です。骨盤底筋体操と併せてトレーニングすると、より頻尿の改善の効果が高まります。ただし、無理をして漏らしてしまうと頻尿が改善できないことがあるので、いつでもトイレに駆け込める環境下で行ないましょう。

排尿日誌

自分がどれくらいの頻度でトイレを利用するのかを把握するために、記録する「排尿日記」をつけるもの一つの方法です。いつ・どこで・漏らしてないかなどを記録することで、過活動膀胱の改善に有効だと考えられています。また、記録しておくことで、病院で診断してもらう時に症状の説明に役立つでしょう。