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尿が出にくい、出ない

こちらのページでは前立腺がんで発生する症状をチェックリスト形式でまとめています。まずはご自分が前立腺がんの疑いがあるかどうか、チェックしてみましょう。

前立腺がんで発生する症状チェックリスト

以下のような自覚症状があったら要注意。前立腺がんの疑いがあります。

  • おしっこが出にくい
  • 勢いが弱い
  • 尿が出はじめるまでに時間がかかる
  • 尿をしている時間が長い

当てはまったら病院で精密検査を受けてみることをおすすめします。

尿閉とは?どんな症状?

以上のような「おしっこが出にくい」、「勢いが弱い」、「尿が出はじめるまでに時間がかかる」、「尿をしている時間が長い」などの症状を閉尿もしくは排尿障害といいます。

膀胱に尿が溜まっているにも関わらず、尿が出にくい状態になっているのです。

閉尿には膀胱そのものに問題がある場合と、尿道がさまざまな原因で狭くなって尿が出にくくなる場合とがあります。

膀胱に問題がある場合には、その他の症状として「頻尿」、「尿がもれそうな感じ」、「血尿」、「排尿時の痛み」があらわれることもあり、尿道に問題がある場合には、「下腹部の痛み」、「陰部から肛門あたりの痛み(会陰部痛)」、「発熱」などがみられることもあります。

「おしっこが出にくい」「勢いが弱い」という症状があったからといって、必ずしも前立腺がんであるとは言い切れません。

この閉尿の症状は前立腺がんはもちろん、前立腺肥大、急性前立腺炎、神経因性膀胱、尿道狭窄など、さまざまな疾患に見られます。

いずれにせよ、何らかの問題が発生している可能性がありますし、前立腺がんが隠れている場合も考えられますので、必ず専門家に診てもらうようにしましょう。

尿が出にくくなる原因とは?どうすればいい?

原因

尿が出にくくなる症状は、前立腺がんや前立腺肥大などが原因で発症するケースが少なくありません。この症状が発生したにもかかわらず、「ただ加齢で尿の切れが悪いだけだろう…」と思い込んで放っておくと、命にかかわる危険性があります。

なるべく早く原因を把握するために、病院で診てもらうことが大切です。こちらのページでは考えられる疾患について解説しています。

男性の「尿が出にくい」症状の原因を確認

症状の対策

万が一、尿が出にくくなった時の対策を紹介しています。例えば前立腺肥大の原因の場合、肥満や生活習慣と大きく関係しているため、食生活の改善で症状が和らぐ可能性があるのです。

また、適度な水分補給や、股間周囲の筋肉を刺激して排尿を促すことができます。スムーズな排尿のため、食事や水分補給、体操など日頃からできる対策方法をまとめました。

「尿が出にくい」症状の対策を確認

病院で治療

尿が出にくくなった原因と正しい治療方法を把握するためにCRI検査やCTスキャンなどを行える医師に診断してもらったほうが確実です。尿が出にくいと感じたら病院で診てもらうことをおすすめします。 原因を発見するだけではなく、最適な治療方法である薬剤治療や切除手術などが受けられるのも病院だけ。

また、尿が出なくなる原因は前立腺肥大症や尿道狭窄(きょうさく)など、複数あり、それぞれ治療方法が異なります。ここでは病院が行なっている治療方法についてまとめているので、参考にしてください。 「尿が出にくい」症状の治療方法を確認