前立腺がんを改善したい人のための情報サイト
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前立腺がん患者や、前立腺がんによって死亡する人は年々増えていると言われていますが本当でしょうか?こちらのページでは前立腺がんの最新事情についてご紹介します。
もともと、日本では前立腺がん患者の数はそれほど多くありませんでした。
1999年の患者数は1万8,000人。胃がんが7万人程度、大腸がんや肺がんが5万人程度、肝がんが3万人程度で、他のがんに比べると少数派でした。
しかし、2000年を境に患者数が急増し、2015年には肺がんや大腸がんの患者数を超え、8万人超となりました。
2020年以降は10万人を突破し、胃がんを上回る、男性がかかりうるがんでは一番多いがんとなると考えられます。
患者数が増加しているのに伴い、残念ながら前立腺がんでお亡くなりになる方も増加しています。
1991年~1994年では年間4,000人のペースでしたが、2005年~2009年には1万人ペースに、そして2020年には1万5,000人が前立腺がんで亡くなると予想され、20年で1.8倍にまで上昇しました。
前立腺がんで亡くなる人は右肩上がりで増加しており、今後も増加の一途を辿ると予想されています。
先程もご説明したとおり、もともと日本では前立腺がんはそれほど多くありませんでした。
欧米によく見られる疾患でしたが、日本でも食事の欧米化、つまり動物性脂肪の摂取量が増えたことが増加の一因と言われています。
また、前立腺がんは60歳以上の高齢者に多く見られます。高齢化に伴い、患者数が増えていることも考えられます
PSA検査の普及も数字に関与している言えるでしょう。これまで前立腺がんの発見は困難でしたが、最近では精密検査によって前立腺がんを早期に発見できるようになりました。
そのため、今まで見逃されてきた前立腺がん患者が顕在化したのも、患者数を増やす要因だと考えられます。
いずれにせよ、生活習慣の変化で前立腺がんのリスクは高まっていると思われます。まずは原因をしっかりと把握し、予防に努めましょう。