前立腺がんを改善したい人のための情報サイト
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こちらのページでは前立腺がんと加齢の関係について解説しています。
結論から言いますと、加齢とともに前立腺がんになるリスクが高くなります。
そもそも、前立腺がんの発症は男性ホルモンと関係があります。
男性ホルモンとは骨や筋肉の発達を促して男性らしい体づくりをサポートしたり、生殖機能を維持したりという、その名の通り男性が男性らしい体を維持するためには不可欠なホルモンです。
男性ホルモンが足りなくなると、精力が落ちたり、うつ病になったりするリスクが高まります。
男性ホルモンの分泌は男性器の発達にも大きく関わっています。
子孫を残すためには必要不可欠なホルモンなのですが、一方で男性ホルモンの分泌量が多すぎると前立腺の細胞が異常に増殖してしまい、がん細胞に突然変異する危険性があります。
男性ホルモンと対をなす存在として女性ホルモンというものがあります。
髪や肌をきれいにしたり、子宮の動きを活発にしたり、女性らしい体づくりに必要なホルモンなのですが、男性の体内にも女性ホルモンは存在し、逆に女性の体の中にも男性ホルモンは存在するのです。
通常は男性ホルモンと女性ホルモンの量は一定の比率に保たれているのですが(これをホルモンバランスと言います)、何らかの原因でホルモンバランスが崩れると、相対的に片方のホルモンが多いという状態になります。
女性ホルモンの量が少なくなり、男性ホルモンの量が多くなってしまうというホルモンバランスの崩れが前立腺がんの原因の1つです。
特に女性ホルモンは加齢によって量が少なくなります。よく女性に見られる更年期障害は、女性ホルモンの現象に体が追いつかずに、自律神経が乱れることが原因です。
男性の体内でも、同様に女性ホルモンが少なくなって、更年期障害が現れることがあります。
ホルモンバランスが崩れると、相対的に男性ホルモンの働きが強くなるので、前立腺がんのリスクも高まるというわけですね。
前立腺がんの治療には女性ホルモンを投与する方法もあるくらいです。
参照元:発症も治療もホルモンが影響?がんとホルモンの関係を知る - がんに負けない、あきらめない患者様のための最新がん情報