前立腺がんを改善したい人のための情報サイト
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こちらのページでは前立腺がんと前立腺肥大の関係について解説しています。
前立腺がんと前立腺肥大。ともに前立腺で発生する疾患であることは共通しています。
それでは、前立腺がんになったら前立腺肥大になってしまうのでしょうか?その逆はどうなのでしょうか?
前立腺がんが起こると、前立腺の細胞が異常に増殖するため、前立腺肥大になることはあります。
一方で、前立腺肥大になっても前立腺がんの原因とはならないので、その点については安心してください。
ただし、前立腺肥大の検査や治療の際に前立腺がんが発見されることがあります。前立腺肥大と別にがんが発症していたのが発覚したか、もしくは先に前立腺がんが発生して、その結果前立腺肥大が発症したことが考えられます。
前立腺肥大とは、前立腺の細胞が異常に多くなって前立腺が大きくなってしまう疾患です。加齢とともに発症率が高くなり、50代で30%、60代では60%、80代では90%とも言われています。
おしっこがなかなか出ない、出が悪い、おしっこが飛び散る、残尿感があるといった症状が見られます。これは大きくなった前立腺が尿道を圧迫するからなのですね。
前立腺肥大になったら必ず前立腺がんになるわけではありません。しかし、前立腺肥大が前立腺がんに由来するものというケースも考えられます。
前章のような症状が現れたら早めに診療機関で診てもらいましょう。
前立腺肥大と前立腺がんが合併しているかどうかは、血液中のPSA(前立腺特異抗原)の値を調べればわかります。
PSAは前立腺内に分泌されるタンパク質で、前立腺がん患者はPSAの値が異常に高い傾向があります。
前立腺がんが進行する前にPSA検査で異常値が出れば、精密検査を行って早めに治療を行えば、前立腺がんが転移したり、命を落としたりするリスクも低くなります。
「前立腺肥大と前立腺がんは別物だよ」と思い込むのではなく、おしっこの出に違和感があったら、まずはPSA検査を受けてみましょう。